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13億通りの爪先 11 中国ーインタールード


□食べる。食べる。食べる。

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中国人がものを食べるところを見るのが好きだ。

彼らはだいたいせっせせっせと食べる。
まるで、常に食べていないと死んでしまう小動物のようなのだ。
とにかくいつでもせっせと食べ物を口に運ぶ。
一度なぞ、民族衣装を着て客に写真を撮らせていた女子たちが、客がいなくなったと思った次の瞬間いっせいに食べかけていたナッツの袋に手をのばしたので、笑いそうになった。
しかも、おしゃべりしながら和気あいあいとつまむ程度ではなく、無言でひっきりなしに次のナッツを口に運ぶので、その光景はほとんど命がけのような懸命さに見えた。

わたしは最初、そういう光景に出会うたびに、びっくりしてぼーっと眺めてしまっていたのだが、
そのうち自分も一生懸命食べなくては!という気になってくる。
しかし、そういう食べ方に慣れていないので、(油っこいのも手伝って、、)すぐに満腹感を感じてしまってうまく食べられないことがままあった。

やっぱり、実践してみて自分には向いてない、これは見ているだけのほうが幸せだと思った。。。

一緒の食卓に着いてしまうと、なかなか相手の食べている様子をじっと見ていることはできないものだけど、幸いなことに中国ではどこでも誰かしらが食べている光景を目にすることができるので、わたしはひそかによく観察した。。


中国の食事のマナーについてはよく知らないのだけど、あまり音にはこだわらないらしくだいたいみんなくちゃくちゃという音をたてて食べている。
もしかしたら麺類を音をたててすするように、そのほうがおいしいということかもしれない。
それから立って食べることもめずらしくない。
仕事中でも食べたいときに食べる。(いや、これは傍から見てそう見えるだけで本当は何か決まりがあるのかもしれないけど、、)とにかく、店先で立ってお茶碗からごはんをかきこむ姿は、本当によく見る光景だ。
みんなおいしそうに食べている。


ときどき、

それは何? 
と聞いてみるけど、たいていは通じない。
不思議そうな顔されたり、中国語で何か言われたりする。。。が悲しいことにわからなかった。。


ある日、翡翠のアクセサリーを扱っているお店(商品はショーケースに入っていてわりと高級な感じだった。)に入ったときに
すごくきれいなおねえさんが声を掛けてくれて
たぶん、、何か気に入った物があったら、お出ししますよ。。
とか、そんな感じのことを言われたんだと思うけど、

はーい、、って適当に流して見ていたら、、
そのおねえさん、例のごとくお椀をかかえて箸で麺をすすりながら、ぴったり後ろをくっついてきた!
ズルズル、、、ズルズル、、、って、、、

やばい!おもしろすぎて全然ショーケースの中に集中できない!!

という感じで、買い物したくてもできないことも何度か、、、、。


別の店では、入って行ったら
いらっしゃいませ〜。げふ〜っ!
ってすんごいげっぷされたり、、、。


いやぁ〜、ほんとおもしろい。
何度、一人でこっそり爆笑したことか。。


でも、みんな食べることが大好きだ。
若い人たちはすごくスタイルいい人も多いのに、みんなびっくりするくらい食べる。
なんだかそれが、とても愛らしいのだ。
とてつもなく満腹なのに、食べろ食べろと言われるのにはちょっと困ったけど、、逆にもっと食べられたらよかったーと思うこともたくさんあった。

食べることって、不思議だ。
一瞬前まで知らない人だったのに、ものを一緒に食べるだけでたいした会話がなくても友達になれる。
それ自体が一種のコミュニケーションなんだろうな。

それが大好きな中国の人々は、間違いなくすごくフレンドリーな人たちだなぁと思うのだ。
by galwaygirl | 2011-05-15 21:39 | 旅日記
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