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マン・レイ展

新国立美術館でやっているマン・レイ展へ。

初めて彼の作品を見たのは、スペインだったと思う。
確か、そのときはダリを撮っていた。

記録的な写真だったんだけど、
ものすごく被写体の魅力を引き出した写真だった。
人を撮るっていうのは、思いのほか難しい。
いろんな表情をするから。たいていは本当の表情なんて隠れてるもんだしね、、。

でも彼はもう最大限にその瞬間の一番魅力的な表情を切り取っていた。
そういうのは心が動く。


今回、写真以外の作品や(彼が本当にやりたかったのは、絵だったみたいなんだけど)経歴を見て、しらなかった事をたくさん知ったけど、私にとってはやっぱり彼の写真が魅力的だった。
なんといっても彼の奥さんジュリエットを撮ったもの。
圧倒的にエロティック、、、。(けして裸なわけではない、、。)
この人が持つエロスがあますところなく写されていて、本当に美しかった。
好きな人にこんな写真を撮ってもらえたら、人間としてものすごく幸せだろう。。

彼女の生きた証、輝いた証をちゃんと記録したのだ。
そしてそれが彼の生きた証になっていた。


そこに、ただただ感動してしまった、、。
なかなか自分が生きている事を実感することも難しいというのに、、。

あこがれと、嫉妬と、純粋な驚きを持って長い間その写真を見つめてしまった。






今日の音楽
Blankey Jet City/ 不良の森
この人たちも、そういう純粋さを持っていたなぁ。と思い出した。。
by galwaygirl | 2010-08-30 00:16 | 日常の旅日記
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