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旅のはじまり。

人生のとある一時期、私はよく用事もないのに成田空港へ行った。


そこはちょっと身分を証明するものさえあれば
誰でも簡単に
少しだけ、非日常が味わえた。



スーツケースを持ったたくさんの人。

たくさんの外国人。

英語や中国語、はたまた聞いた事もないような言葉が飛び交い
わくわくした。


チェックインカウンターをひとつひとつ丁寧にのぞいて、
どこ行きの便なのか確認した。

北京、ニューヨーク、シドニー、ロンドン、バンコク、、、、


ひとつずつ確認しては、そこがどんな場所なのか想像するのが好きだった。



それから、飛行機の離着陸が見えるデッキまでのぼって、飛び立ったりおりてきたり、また飛び立ったりする飛行機をあきるまで眺めた。


ある日、いつものように
ベンチに座って飛行機を眺めていたら、いつのまにかとなりに人が座っていることに気づいた。
ちらっと見ると、ピンク色のスーツを着た見知らぬおばあさんだった。




「あんたはどこにいるんだい?」




彼女ははっきりとそう私に聞いた。





「バンコクです。」

私は言った。





「そうだね。あそこはいつだって始まりの場所だ。」




それを聞いて、なにかのピントが合ったような感じがした。





「はい、全てはこれから始まるんです。」


私は笑顔でおばあさんに言った。

おばあさんも笑って、「本が好きか?」
と聞いた。



「大好きです。」



「本はいつだってあんたの味方をしてくれるよ。ボン・ボヤージュ!」




そう言ってどこかへ去って行った。



私はすぐに家に帰り、そのまま飛行機のチケットを取った。
身の回りのことをいろいろ整理して、スーツケースを買い、帽子を買い、パスポートも準備した。
本屋に行き、10冊の本を選び詰め込んだ。
当時はipodもなかったから、MDウォークマンと大量のMDも詰めた。
スーツケースはパンパンにふくれあがった。。


でも私は本当にわくわくしていた。
あの空港で得られるわくわくなんて比べ物にならないくらい!
私は本当に好きなものを全部スーツケースに詰め込んで、旅立った。

始まりの街バンコクへ!!
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※この話は全てただの私の妄想であって、現実ではありません。。すみません。一応現実と妄想の区別はついています。・・・その・・・つもりです。。。
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by galwaygirl | 2010-05-24 00:34 | 妄想旅日記
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