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あ、

あ、あけましておめでとうございますー (半笑い)


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# by galwaygirl | 2014-02-08 12:18 | 日常の旅日記

2013年さようなら、

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今年もあともう数時間。
毎年、この時間になるとやっとこ来年はどんな年になるかなと想いを馳せたりしはじめる。
あまり今年がどうだったとか、来年はこんな年にしたいとか、、そういうことを考えたりはしない。
ただただほわほわと、どんなふうな年になるのかなと思うだけである。
それでよい。
自分にはそれくらいでよい。

今年最後に皆川博子の大作にとりかかっている。
『海賊女王』上下巻各500ページ以上ある正真正銘大作だ。
もうじき上巻を読み終える。
これが、ぐいぐい引き込まれ一気に読んでしまう。
舞台がアイルランドということもあるが、人物描写も巧みだし、歴史を知らないわたしでも十分に楽しめる。

来年はじめはこれの下巻を読んで、本屋大賞の投票で幕をあけよう。



はや、みなさん今年もお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
# by galwaygirl | 2013-12-31 18:26 | 日常の旅日記

ザ クレイジエストピーポーインナワールド

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クリスマス前、ジャエルが妹にとんでもなくバカバカしいものを買って帰りたいというので、原宿に行った。
日曜日だったので、竹下通りは正気とは思われない人々でごった返し、わたしたちはイモ洗いのイモのように押しつ押されつしながら流されるしかなかった。
ジャエルは終止毒づいていた。

人間というものは、恐ろしいことに慣れる。
どんな状況にも慣れてしまうのだ。
わたしにはこの通りはとてもまともとは思えず、さっきから店の店員が声の限りに何事か叫び続けているが、なんと行っているのかも皆目わからず、、、ただただいったい人々の精神はいったい何を見て何を感じているのかと、宇宙人を見ているようであったが、ここに毎日、毎週来ている人々というのも少なからずいるようで、、、、、、、
そういう人たちというのは、本人はなんとも思っていないかもしくはあらあたしぜんぜんふつうよあたしよりすごいひとなんてたくさんいるのよとか思っているのかもしれないが、外から来た私たちとはあきらかに異なる性質を外見からふんだんに盛り込んでいるもので見ればすぐにわかる。
慣れの果ての人たちに出会い、驚愕する、、、。

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プライバシーにかかることなのでお顔はカットしたが、実際お顔を入れていたとしても仮面のような化粧だったため、素顔はわからないと思えた。
ご本人たちも写真を撮られるということに、何の抵抗もないようで颯爽とポーズを作っていた。
そうか、そこまでいくのか、、、。


ジャエルは大よろこび。
なんであんなかっこうするのかって、わたしが聞きたい。

妹には、トイストーリーの宇宙人のストラップを買っていたようだった。
そんなにバカバカしいものでもない。
と思ったら、自分用にダースベイダーのiphoneケースを買っていた。
これが装着した様はなかなかにバカバカしい、、、。

さすがに疲れきってしまい、この後オクトーバーフェストに行く予定だったが、キャンセル。
ライトアップを見ると目を輝かすジャエルを見て(言っておくが普通の女の子のようにではない。まるで小さな子供のように目を輝かす、、。)どこかライトアップがきれいなところに行ってみようと思ったのだけど、あいにくわたしはそういうところの名所なんてまったく知らず、、、今は携帯があれば本当に便利なヨノナカで、さっそく検索してみた。
人気第1位 池袋 ルミネ
とでてきた!
おお、第1位なら間違いないし近いしよいではないか!と勇んで向かうことに。
池袋にルミネなんてあったかしら、、、とちょっと思ったが、まぁあると言ってらっしゃるからあるんだとうと、、。

しかし、案の定迷う。
ルミネってどこ??
といろんな地図を手がかりにふらふら。
ようやくたどり着いたころには、おなかがすいて二人ともぐったり、、、。
ルミネ、、、もう少し自己主張してもいいと思う。
そして念願のライトアップは、、、、上の写真です。
これだけ。
たしかに、きれいだ! だけど、これだけか!!

わたしは、Useless!! とジャエルにののしられながら、今度はレストラン探しに走ったのだった。
# by galwaygirl | 2013-12-30 19:01 | 日常の旅日記

冬のピクニック

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冬のはじまりのような、秋の終わりのような日。
ジャエルをつれて、実家に帰った。
例年は実家にステイしていたので、彼女も慣れているし家族もよろこぶ。

でも、思ったよりも彼女がよろこんだ。

わたしたちはいつものように特別なことは何もせず、のんびり犬の散歩に行き、ビールを買ってきて庭で缶をあけた。
ジャエルはポテコにも喜び、ねこがきたことも喜んだ。



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夜には家族で鍋をつついた。
湯気があたたかい。
いつも東京で会うときとは格段に違う顔をしていた。
そうとう摩耗していたんだな。
そりゃあそうだ。わたしだってあそこは疲れる。
一日いればもういいと思ってしまう。
バスクから来た彼女にはつらい日々だったかもしれない。

申し訳ないなぁと思いつつ、毎日あんな天国のような場所でくらせる彼女のことを少しだけうらやましく思った。
少し、、、いや、めっちゃ。



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# by galwaygirl | 2013-12-19 19:24 | 日常の旅日記

思い出横丁の夜

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10月某日、新宿のとある呑み屋で1年半ぶりにあの子に会う。
バスク、サンセバスチャン。
写真で見る限り信じられないほど美しいビーチと、緑の山を携える。
ガイドブックにはかなりの美食家をもうならせるような素晴らしい食文化も持っていると書かれている。

わたしがその地に生まれたら、どんなに懇願されてもその場を離れたくないと思うような街だ。

そんな場所から、毎年のようにこんな小さなゴミゴミした場所に会いにきてくれる。
私は毎年あんたに会いにきてるのに、あんたは一度もこないよね。
とぶつくさ文句を言いながら、、、。

また少しやせて、あいかわらずの生意気そうな風貌に磨きがかかった。

今年はなんと、日本語学校に通い、はじめてのホームステイに挑戦している。
まったく知らない家族とうまくやれるのかどうか、親のように心配していたが、案の定、、、、難しいらしい。
彼女はビーガン(菜食主義)なのだが、どうも最初から家族に、肉や魚もありがたくいただかないとダメだということを説教されたようだ。
わたしもその案には基本的に賛成だが、食べたくないというのを無理に押し付けるというのはどうかと思う。人には人の精神があり、わたしたちはそれを尊重せねばならないのではないか。
ましてや契約時にビーガンであるということを受け入れているのだから、彼らはやはり相応の食事を用意するべきであろう。
なんと信じられないが家のお母さんは、食べるまでじっと見つめ続け、彼女のいい分には耳をかさなかったとため息をついた。
その夜は食事にありつけなかったようだ。

同じ家にステイしている、カナダ人の男の子も一緒に来てその夜の小さな集いに加わっていた。
彼は日本のアニメやアイドル歌手が好きで、どうしても日本に来たくて1年間の留学に踏み切ったのだという。もうかなり日本語もわかるようだった。
アニメが好きで1年間も留学を決めてしまうというのは、まったくすごいことだ。漫画家じゃない限り、なかなかそれで生計を立てられるわけでもないだろう。つまりは趣味の近くにいたくて、もっと理解がしたくて、、、ただそれ一心ということである。
すごいなー、ほえーっとへんな声をあげてしまった。
彼は、アルコールをまったく飲まず、人が食べ残した皿ばかりつついて、新しい料理をたのもうとすると、いい、いいと遠慮するちょっと変わった青年であった。
海外のオタクくんもやはり変わったところがあるものなのか。

福島の話になった。
本当のところはどうなっているんだと聞かれ、答えにつまる。
わたしも知らない。
そう答えるしかない実情がつらい。
二人とも、日本に来る前に家族や友人からそうとう止められたようであった。
わたしたちはそういう国に住んでいる。

友人がひとこと
でもさ、まぁけっきょくわたしたちいつか死ぬんだから、いいじゃん。
そう言った。

あぁ、彼女のそういうところが好きなのだ。
わたしはぬるくなったビールをぐびっと飲んで、そうだそうだと調子を合わせた。
その瞬間は5年前と、何も変わっていないように思えた。
# by galwaygirl | 2013-12-10 17:17 | 日常の旅日記