カテゴリ:日常の旅日記( 121 )

32nd.

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早朝、眠気、司馬遼太郎の新刊、フランスパン、デューク、春、新しい靴、木目、トマトのへた、エナのにおい、コーヒー、忌野清志郎、たまてばこ、コンゴミュージック、大塚、フレッシュネスバーガー、探偵、友達のカンガ、i-phoneの材料をめぐる殺戮、駆け込み乗車、ジャズライブハウスの感じの悪いマスター、ヘッドフォン、翌週の旅行、ガイドブック、椅子、、、




毎年やってみようと言いつつ、2回目にして忘れていたので、後からこっそりアップします。。
32回目の誕生日の日に、頭をよぎった言葉たち。

ハッピーバースデイ わたし。、
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by galwaygirl | 2012-02-07 21:24 | 日常の旅日記

2年間

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さて、2年がすぎた。




”はやかったですね。本当にあっというまで、、”と訪れる人にはくりかえしているが、
2年前の今日という日が実際わたしにはとても遠い記憶に思える。
あの日あの朝を思い返してみると、いまだに鮮明に一瞬一瞬がスローモーションのようによみがえってくるのに、だ。



父にとっては、どんな2年間だったのだろうか。




わたしにとっては、何もかもが新しい2年間だった。
仕事がまず変わり、妹にこどもが生まれた。
いままで経験したことのない地震があり、放射能の恐怖におののいた。
なによりも父のいない「家族」は、もはや以前のしっかりとした安全な場所ではなく、とてもとても不安定でさびしく静かなよせあつめで、その不在はとてつもない存在感となっていまもそこにある。


「父がいない」ことはそれだけで、わたしのすべてを変えたとも言える。


いままでのわたしはただの父と母のこどもだった。
恥ずかしい話だが、まったくそうだったのだ。
この年になって完全にまったく、親離れなどできていなかった。
それなのに、親の存在が大きすぎてわたしはそのことにすら気付いていなかったのだ。

当時30歳を前にして、それでもまだ父に心配をかけて当然のような顔をしていた。
なんとまぁ、自分で書いていてうんざりする。。
いま、父がいなくなってはじめてわたしは、ひとりでほおりだされどういうふうに進めばいいのかわからなくて、右往左往しているような状態だ。
いやはや、笑ってしまう。。



いろんなこと、死ぬほど後悔した。。
「ばかもの。」
父がいたら、そうばっさり言われるだろう。
それでも少しずつ、昔のことになっていくのを日々感じている。
気持ちはおだやかだ。

少しずつ父のことを忘れていく。

毎日のことで、忙殺されてもう思い出さない日もでてくるのかもしれない。



いまはまだ、そんなの絶対いやだと思う。
だけど、そうなのだ。
そしてそれでいいんだと思う。



「死んだことをいつまでもくよくよ言ってたってしょうがない。忘れたっていいんだよ、後に命をつなげ。」


父ならきっとそう言うだろう。
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by galwaygirl | 2012-01-31 22:33 | 日常の旅日記

スロウダウン / スロウダンス

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みんなだれかを傷つけないように、湾曲に伝えるから世界は複雑になる。

だからといってすべてをストレートに伝えていたら、もっと煩雑でいびつな世界になる。



あと少しの想像力と、その想像をする時間が必要だ。




スロウダウン

スロウダンス



彼はいま、
なぜそれを言ったのか。



なぜあなたに そう言ったのか。




あなたにその理由が伝わるか。





スロオダウン、、、


スロオダンス、、、、




わたしたちは 踊らされてるかもしれない




自分自身に。。
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by galwaygirl | 2012-01-26 11:39 | 日常の旅日記

夜、あの冷たくて静かな黒いもの。

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いったいぜんたい、あの法事というものに
どういう気持ちでのぞめばいいのか

わたしはいまだに さっぱりわからないのだ。
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by galwaygirl | 2012-01-15 00:52 | 日常の旅日記

2012年、みなさん今年もよろしく。

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新年、明けましておめでとうございます。

みなさん、おもちを何個食べましたか?
わたしはかぞえきれません。。

正月太り進行中。。


今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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by galwaygirl | 2012-01-03 18:07 | 日常の旅日記

2011年、みなさんお世話になりました。

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ねこの手もかりたい年末です。

大そうじが終わりませんが、まぁよしとします。
いろんなこと、まぁよしとしてきました。

それでよかったのか、悪かったのか、、
よくも悪くもなくて、それなりっていうところでしょうか。


でも、それなりっていう言葉のあとに続くのは
”幸せ”
なんだと思う。


今年をふりかえってみて、、、
やはり、大変な一年だった。
と言わざるを得ません。
地面がゆれて
津波がとてもたくさんのものを流してしまいました。

わたしたちは
いろんなものを失って
いろんなことに気付かされ、
いろんなことがわからなくなって
あふれでる感情までもが、色をなくしてきているような気がします。


今日、「タクシードライバー」という映画を見ました。
ロバートデニーロのタクシードライバーです。

久しぶりに見たので、すっかり忘れてしまっていて
私がずっと思っていたのとラストシーンまで違っていました。
私はトラヴィス(デニーロ扮するタクシードライバー)は死んだと思っていたのです。
彼は死んでいなかった。

私が覚えていたよりもずっと絶望的なエンディングでした。

救いなんて、さしのべられるものじゃない。
自分でのみこんで、消化してしまうしかない。


人はどんな環境の人もすべて、ひとりのこらず
さびしいと感じます。


でも、それでも生きてく、あるとき死ぬまで。
理由なんてなくて、劇的なドラマもない。
それでも息をして、おいしく食べて、よく眠って。
たまにセックスして、キスして抱きあう。


それだけできれば、ばんばんざいだ。

生きていれば、まぁよし!
最近わたしはそう思います。


ということで、みなさまよいお年を!
おもちをたべすぎないよう、ご注意ください。
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by galwaygirl | 2011-12-30 00:27 | 日常の旅日記

発作性衝動買い。

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と言っても、今はまさに運命の買い物だったと思っています。


以前、このブログで東京蛍堂さんのことをご紹介しましたが、(こちら→モボモガ御用達。
実はあれから何度も足をはこんでおりました。
ブログに書いたように、もう2度と見つからない、、、ということはなく、、、2度目も3度目も同じ場所にしっかり扉をあけておられました。(あたりまえです。。)

いやはや何度行っても素敵なお店で、少しずつ毎回ディスプレイがかわっているし、商品も行けばかならずこれはと思うものがあって、見ているだけでも楽しいのです。
不思議なものであまり手を入れてないお店は、たまに行くだけのお客にもわかるんですよね。
たとえ商品が変わっていなくても、趣向をこらしたディスプレイがちょっと違う雰囲気に変わっていたりするだけで、生きている感じが伝わります。
お店のスタッフもみなさん素敵な方で感じもよく何度行ってもあきませんでした。


そんなすばらしいお店なのですが、数ある美点の中でもわたしを惹きつけてやまなかったのが、実際にいつも使われている大きな木のスピーカーでした。
そこからは、たいていいつも昭和歌謡の音楽や古い日本のヒットソングなどが流れていました。
お店の雰囲気にすごくよく似合う深くてやわらかい音色で、そのルックスも含めてわたしはたちまち魅了されてしまいました。

しかしながら、それを”買う”なんてこと考えてもみませんでした。
実際、売り物かどうかもわかりませんでしたし、売っていたとしても、ましてわたしに買える代物ではないと信じて疑いませんでしたから。(もちろんそうとうな値段だろうと思ったのです。)


その日、クリスマスイブの日でした。


わたしは恋人と浅草にいました。


前の日はたらふく飲んで、素敵なプレゼントももらってふたり上機嫌で歩いていました。


天気はよかったですが、寒くて寒くて、となりのCUZNというカフェであったかいヒマラヤンチャイを飲んでいて、ふと思い出しました。
”そうだ、また蛍堂さんにいこう”

ほんとうに偶然だったのです。
ぷらっと見て、たぶん最初は何も買うつもりはありませんでした。
スピーカーはいつものようにそこにあって、今日もしびれるような音で鳴っていました。
何の気なしに、ほんとうに何の気なしにお店の方に尋ねていました。

「ほんとうにいい音ですね。なんというメーカーのものですか?」

と、

「いい音でしょう。ビクターですね。むこうの部屋にもひとつあってアンプもありますので、お見せしましょう。」

とおっしゃり、つれていってくれました。



そこから、詳しく話を聞くにつれて興味がでてきてしまい、
つい、、、聞いてしまったのです。

「ちなみにおいくらですか?」


と!


そして驚愕の返事が、、、。




「アンプもあわせて3万円です。スピーカーだけなら2万円でいいですよ。」


って。。。。。



ほぼ、即決でした。

いつのまにか「買います。」って言ってました。
何も考えずに。。



そばにいた恋人もあっけにとられてた。。



そうして、わが家にやってきたのが写真の大きな双子さんです。
やはり、、家におくには、ばかみたいにでかい。。
家族にもそうとうあきれられました。

自分でも、ほんとうにばかかもしれない、、とあきれてみました。


今日、はじめて音をだしてみました。


何を聴こうか迷ったけど、はじめの曲ということで
UA "SUN" にしました。
ガムランと自由にうたうUAが聴きたかったのです。



音を聴いて、自分の判断はまちがってなかったと確信しました。
お店で聴くのとは、もちろんだいぶ違うのですが、
少なくとも自分好みの音ではあった。
くせのある古い音は、ジャズにはぴったりはまりそう。クラシックのほうは、愛好者には邪道とののしられそうですが、わたし好みで楽しめそう。
そして、大好きな古いロックはもちろん間違いなくはまるでしょう。


夜に似合う音。



今年最後の買い物。
一生大切にしたい、出会いでした。
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by galwaygirl | 2011-12-27 21:07 | 日常の旅日記

調律をする。

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もう30年ちかく家にあるピアノ。
それも中古で譲りうけたものなので、もっと古いのでしょう。

ちかごろメンテナンスもせず、ほうりっぱなしでした。


ごめんなさい。


楽器は生き物です。
愛情こめて手入れしてあげないと、すぐにだめになってしまうのです。


わたしのピアノも、事実カビだらけ、、、
音もなんだか響かなくてひきずらくなっていました。



そこで、調律師さんにお願いしてメンテナンスしてもらうことに。。



ピアノの中ってこういうときじゃないと見れない。
中もずらっとならんだハンマーや弦が金色の背面にむかっていて、すごく美しい。
ピアノの正式名称はピアノフォルテ。
ピアノ(p)からフォルテ(f)まで自在にだせる、完璧な楽器という意味らしいです。

音はもちろん美しいけど、白黒の鍵盤、黒々としてシックなボディ、そして中身まで美しいって、、
ほんとうに完璧な楽器ですね。


調律師さんは赤いフェルトの紐を弦にはさみこんで、音を聞いています。


わたしは、気になってその赤い紐の用途を聞いてみました。
調律師さんは実践しながら、親切に教えてくれました。
ピアノはひとつの音をだすのに3本の弦を使うのですが、その3本を1本ずつわけて聞くために赤い紐をはさんで、ミュートするのだそう。
わ、88鍵全ての弦3本ずつだから264弦か!
緻密な作業。

ぽーーーーん。

ぽぽーーーーーーん。。



そんな作業を見ているうちに、調律師って錬金術師のようだと思えました。
赤いひらひらしたフェルトの紐をつかって、音を聞き、つくっていく作業はなんだか魔法のようだったのです。
ひとつの音を聞いて、それを正す。
正解は自分の感覚が知っている。
一見不確かなようでいて、それほど確かなものはないのです。


なんて素敵な仕事だろう。


そんなあこがれを抱いてしまいました。



わたしの愛するピアノ氏は、カビもきれいにされ、湿気で弱っていたハンマーもなおしてもらって
ピカピカに生まれ変わったのでした。


終わって、少し弾いてみてびっくり。
音があたたかくて深い感じになっていました。

たぶん、ほんとうにいままで響いてなかったんでしょうね。。
かわいそうに。。


これで、こころおきなくまたへたなピアノを弾いていきたいと思いました。
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by galwaygirl | 2011-12-13 00:20 | 日常の旅日記

秋の最後の日

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いま思えば、あの日が今年最後の秋の日だったんだな。
わたしは散歩にでかけた。



散歩というのはふつう、家の近所をぶらぶらするものであって
わたしのように、電車ででかけて少し遠くの街をぶらぶらするのは「おでかけ」ということになるのかもしれないけど、
目的はぶらぶらなのであります。


少し前に、ちょっといい本を手に入れました。
新人物文庫という耳慣れない出版社からでている「東京23区の有名公園散歩」(わかりやすいマップつき)というものです。
ひとつひとつの公園の情報量は正直ざっくり書いてある程度で、たいしたものではないのだけど、とにかくたくさんの公園がのっているのです。しかもカラーで。。
(ありがたいのはトイレの場所もきちんとのっていること。これ大事です。。)
東京23区といっても広いもので、知らなかった公園がたくさんあるのですね。
いやもうほとんど知らなかったと言っても過言ではないほどです。

たとえば新宿区
新宿御苑や中央公園は誰もが知っている場所かもしれないですが、戸山公園、おとめ山公園、甘泉公園、などなど聞いたこともなかったものがたくさん。。
ふだん行きなれている新宿でさえ、そのありさまです。

東京全体でみると、こんなにたくさん大きな公園があったとはもはや驚き。

そうやって情報だけで考えると、東京ってじつは緑豊かな大都会なのでは??という気もしてきてしまうのでおそろしいですね。。


いやまぁとにかく、そういう本を手に入れたら
それは行ってみたくなるのが普通というものなのです。

それも行ったことのないところに、でしょう。



そこで、いろいろながめたり読んでみたり、ドッグイヤーしてみたり、またのばしてみたり、、して、、
最終的には石神井公園にしました。



すいません。。
ひっぱったわりにぜんぜんマニアックな場所じゃなくて、、。


私もその公園の存在は知っていましたが、行ったことはなかったので都心に近いということもあって行ってみることにしました。



さて、冒頭の写真です。
そうです。石神井公園の紅葉です。
ほんとうにまっさかりでした。

ざんねんながら、どんよりグレーの空模様でなかなか写真をとるのがむずかしかったですが、
葉っぱたちは、いろとりどりに染まっていて完全にこの日の主役でした。



とてもしずかな日でした。
わたしはのんびり歩きました。


すごく長い池がありました。
その脇にはどんな方がお住まいなのか、びっくりするような豪奢なお宅がずらり。。
お庭の手入れのされ具合も、はんぱじゃなく、、園丁がいるであろうと思われる様子です。。
古い歴史のありそうな建物と、新しいもの、、洋館と日本風のお屋敷が混在してなんだか独特の雰囲気でした。
こころなしか、歩いている人たちもお金持ちそうに見えてきます。。

いや、、普通の人もわりといました。。
草むらでつりをする人たちも。。
何かつれるのかしら。


そういう風景をぼんやりながめながら、歩きました。



だいぶいくと、なんだか音が聞こえてきました。

ハーモニカのようです。
哀愁ただよう歌謡曲のようなメロディが、しずかな公園にひびいていました。

すみのベンチでおじさんが、ひとり静かにふいているのでした。
同じメロディをくりかえしくりかえし、、


わたしは中国を思い出してしまいました。
中国の公園はどこも、こういう音楽があふれていてにぎやかだったなぁ、、と。
ちがうのは日本人のこのおじさんは、とてもひかえめにふいているところ。。
中国の人たちは、むしろわたしの演奏を聴いてくれ!といわんばかりでしたからね。。。


でも、メロディはとてもよく似ていました。


聞いてみると、おじさん自作の曲とのこと。
いい曲ですね。と言うと照れくさそうに笑っていました。


そんなほっこりするような出会いもあり、、


東京とは思えないような、巨大な大木や、サギや、めずらしい草木も見ることができました。
巨大なコイもたくさんいました。
一周まわって帰るころには、足に葉っぱがたくさんついていたけど、とてもたのしい散歩でした。


その次の日でした。
はく息がまっしろになって、いきなり北風がふくようになって冬の空気にかわったのは。

今度はあったかくして、行きましょうか。。ね。
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by galwaygirl | 2011-12-06 22:48 | 日常の旅日記

好きなところ。

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・しっとりとした質感
・いまどき栞ひもがついている
・こだわりなのかよくわからないが、製本が荒め。。(ふつうぴったりそろっている本の側面 {天、地、小口部分} がでこぼこしていてなんともいえない味になっている。年月がたつと色むらがでてきてなお雰囲気がよい。)
・装丁はとびっきり美しいとはいえないが、全体的におちついていて悪くない。。
・値段も文庫としてちょうどよいと思う。




・なんだかんだ わたしは新潮文庫が好きだ。。
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by galwaygirl | 2011-12-02 15:59 | 日常の旅日記